
マンションエントランスは、
建物の第一印象を決める重要な空間です。
その中でもタイル施工は、空間の質を大きく左右する要素のひとつです。
今回は、エントランス施工で差が出る「通し目地」と「施工順序」について解説します。

「高さを冊子や開口部の高さに合わせた」「目地の通りは冊子芯」「自動ドアや開口部の芯」
・通し目地とは?
通し目地とは、
壁と床の目地ラインをすべて揃える施工方法です。
これにより
・視覚的なノイズの排除
・空間の一体感
・デザイン性の統一性
が生まれます。
一見シンプルに見えますが、
実際には非常に高い施工精度が求められます。

「壁施工前には床の基準墨が出ている状態」
・施工順序で仕上がりは変わる
タイル施工では
「床から張るか、壁から張るか」で仕上がりは大きく変わります。
例えば今回の現場では
冊子や開口部分を割り付けの基準にした結果
下部に細い切り物(加工したタイル)が入る。
この場合、床先行で床タイルが飲み込む納まりにすると
タイルの切り口が視線に入り美しくない。(現場加工の場合、加工は正確ではないことが多い)。
という判断になりました。
つまり
施工順序=デザインの一部
なのです。

「床タイル施工」「レーザーで高さを確認しながら施工」
・大判タイル施工で重要なポイント
大判タイルでは特に
・割り付け
・基準位置
・納まり
が重要になります。
これを誤ると
・ラインがずれる
・違和感が出る
・空間の完成度が下がる
といった問題が発生します。

「床タイルクリップ工法」
・今回の施工事例
東京都内マンションエントランスにて
・壁:300×600
・床:600角
のタイルを使用し、
通し目地で施工しました。
施工順序は壁先行とし、
視野に入る部分の美しさを優先した納まりに調整しています。
・まとめ
タイル施工は単なる仕上げではなく
空間の印象を設計する要素です。
特にエントランスでは
タイル割り付けと施工順序、施工方法が
完成度を大きく左右します。
玉寄タイルでは、
設計意図を正確に読み取り、
施工でその価値を最大化することを大切にしています。
