「タイル工事って、誰がやっても同じじゃないの?」と思われている方が多いと感じます。
確かに、完成後だけ見るとどの現場も一見綺麗に見えるかもしれません。
ですが実際にを、タイル工事ほど人で差が出る工事は少ないと思います。
タイルは一度張ると、簡単にやり直しができない仕上げ材です。
だからこそ、判断を間違えた場合の影響も大きい。
誰が張るか。
どんな考え方で張るか。
その違いが、細かい部分や時間がたってから表に出てくる。
それが、「タイル工事ほど人で差が出る工事は少ない」と感じる理由です。

(新築マンションエントランスタイル施工。目地幅3ミリ、タイルの色分け、厚塗り可能な背張り付け材を使用し、下地に影響されないフラット施工)
タイルは「張るだけ」の工事ではない。
タイル工事が、タイルを張れば完成する仕事ではない理由。
・下地は何か?
・施工環境や施工する箇所は外なのか中なのか?水回りなのか?
・タイルのサイズ、厚み、重さは?
ここから接着剤選びと施工方法を決めていきます。
・割り付けはどうするのか?
・目地幅は規定通りでいいのか?
美観につながっていきます。

(内装床のためクリップ工法を採用し)
こうした要素を、現場ごとに判断し続けます。
この判断ができるかどうかで、
仕上がりも、その後の状態も大きく変わります。
見た目が同じでも「中身」は違う
完成直後は、どの現場もそれなりに綺麗に見えます。
ですが数年後、
・タイルが浮いてくる
・目地にクラックが入る
・部分的に剥離が起きる
こうした差が、少しずつ表れてきます。
その多くは、施工時の判断の違いが原因です。

(直してほしいとご依頼いただいた現場。玄関巾木のズレと目地材の選択ミス)
タイル職人は、現場で何を見ているのか
タイル職人は、タイルを張る前に現場の状況を見ています。
・下地、躯体の精度
・下地材の種類
・図面と変わっている箇所が無いか
・施工環境
・端部や取り合いの納まり
・どこを基準に割り付けるか
これらを見て、
施工方法・接着剤・段取りを決めています。
この判断は、マニュアルだけではできず現場経験の積み重ねが必要です。

(エントランスタイル工事にて、割り付けと、仕上がり寸法の確認)
「専門であること」は安心につながる
タイルは、
一度施工すると簡単にやり直しができない仕上げ材です。
だからこそ、
タイル工事は知識がある専門家であることが重要だと考えています。
・タイルを理解している
・施工方法を使い分けられる
・なぜその施工方法なのか
・なぜその接着剤なのか
・なぜその割り付けなのか
が説明できる。
こうした条件がそろって、はじめて「任せられる工事」になります。

(改良圧着張り+振動工具で密着性の確保。レーザーと水平器を使用し美観と品質重視)
価格だけで選ぶと、見えない部分が削られる
タイル工事の見積もりは、金額だけを見ると分かりにくいものです。
ですが、安くするために必ずどこかを省く必要があります。
・下地確認の簡略化
・施工手間を減らす
・施工方法の簡略化
・接着剤、張り付け材の塗布量を規定以下にする
・施工方法や下地、環境に適正ではない接着剤の使用
見えない部分ほど、削られやすいのが現実です。
そしてその影響は、すぐに表れてきます。

(直してほしいとご依頼をいただいた現場。原因は目地のズレ、加工部分の粗さ、白化現象)
玉寄タイルが大切にしていること
玉寄タイルでは
タイルをただ張るのではなく、
・なぜこの施工方法なのか
・なぜこの材料を選ぶのか
・なぜこの割り付けなのか
すべてに理由を持って施工することを大切にしています。
依頼主さんが何を求めているのか。
何に困っていて不安を感じているのか。
それを考えたうえで、空間として美しく
そして永く残るタイル工事を目指しています。

(マンションエントランス、デザイン施工)
まとめ タイル工事は「誰が張るか」が大切
タイル工事は、
誰がやっても同じではありません。
どんな考え方で施工しているのかを知ることが
後悔しないための一つの基準になります。
価格だけではなく、その先にある時間も含めて、
タイル工事を考えてもらえたらと思います。
