マンション外壁タイル工事(有機系接着剤 下地補修 45二丁タイル張り)

マンションやビルの外壁タイル工事において、最も重要なのは「下地補修」「確実な接着」です。
今回ご紹介する施工実例では、有機系接着剤を用いた下地補修と45二丁タイル張り工事を行いました。

外壁タイル工事は見た目の美しさだけではなく、建物の耐久性安全性に直結する工事です。
正しい工程と検査を徹底することで、剥がれない・長持ちする外壁を実現できます。

目次

施工の流れ

1・躯体検査

まずは、躯体の段差、不陸をチェック。
有機系接着剤での補修可能範囲かを確認。出隅(角)の通りや、冊子のだきの位置を確認します。

有機系接着剤での補修範囲が超えている(広範囲、段差が大きいなど)箇所は左官工事での補修となります。

2・高圧水洗い

埃、コンクリートノロ、粉塵などの汚れを除去するために高圧水洗いを実施。
不純物が残っていると接着剤の密着力が低下するため、欠かせない工程です。

3・下地補修

タイル割に合わせて出隅や冊子だきを調整していきます。
下地の段差は1mあたり3㎜以下まで補修。段差を最小限にすること、下地補修を丁寧に行うことで、仕上がりの精度が大きく変わります。

4・タイル張り付け

有機系接着剤を均一に塗布します。5㎜のクシ鏝でクシ目をよく立て、タイルの裏足に対して直角または斜めに塗布することで接着力を高めます。

タイル張り付け時には糸を張り、目地の位置を正確に出します。タイルをよく揉みこみ密着させ、不陸を整えるためにたたき板で微調整。目地を正確に通すことで美しく仕上げていきます。

5・紙はがし、目地補正

タイルシートを剥がし、目地の通りを再確認。ズレや不均一があれば補正を行います。

6・目地詰め・洗い

目地を詰めて、酸洗いを行い仕上がりとなります。

(写真は別現場での目地詰め)
目地を詰める際に小さな穴が開いてしまうことがあります。(ピンホール)
原因としては、張り付け材のはみ出しや目地材が柔らかい、拭き取りのタイミングなどです。

7・検査

施工中(シート剥がし前)一日二回の裏足接着検査を行います。

足場解体前には打診検査(浮きが無いかの確認)同時に目地の欠損がないかも確認します。

引張試験(接着強度の検査)など複数回の検査を経て、確実にタイルが密着していることを確認いたします。

施工完了

厳しい基準をクリアし、美観性と安全性を両立した外壁が完成します。

玉寄タイルでは、国家資格を持つ職人が一枚一枚丁寧に施工し、「剥がれない、長持ちする美しい外壁」を追求しています。

まとめ

マンション外壁タイル工事では、

  • 下地補修の精度
  • 接着剤の正しい塗布
  • 厳しい検査

この3つが建物の寿命を大きく左右します。

タイル工事でお困りの際をぜひ「玉寄タイル」にご相談ください。

ご相談、お見積りは問合せフォームまたは公式LINEのどちらからでも大丈夫です。

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