タイルの未来を感じた「セラスタ2025」ボランティア体験

2025年11月7日~9日に名古屋公会堂で開始されたタイルイベント「セラスタ2025」にボランティアスタッフとして参加しました。
私が参加したのは8日だけでしたが、想像以上に濃く、刺激的な1日でした。

タイルの奥深さを学べるブースが多数

会場では、鉱石の種類や釉薬による色の変化、焼き温度によっての色の違いなど、
タイルづくりの奥深さを体験できるブースが多くありました。

職人として日々タイルに触れていますが、「釉薬組み合わせ一つでこんなにも表情が変わるのか」と改めてタイルの魅力に触れることができました。

ワークショップで「教える」側に立つ

今回はボランティアとして「タイルを張るワークショップ」のお手伝いをしました。
初めてタイルを張る参加者の方に、道具の使い方や張り方を教える中で、自分自身も多くの学びがありました。

「教えることで、知っているから分かるに変わる」といいますが、まさにその通りでした。
初めての方がどこでつまずくのか、どこを気を付けると仕上がりが綺麗になるのか。
参加者のサポートをしながら、自分の施工でも「ここをこうすればもっと美しく仕上がるのではないか」と考えさせられました。

スワールドカップに感じた表現の無限

展示作品の中でも印象に残ったのが、100脚の椅子にタイルを張る「スワールドカップ」
自分自身も参加をしてみて感じたことは、多くの方と一緒に作品に取り組んでいるという一体感。
小さな椅子にタイルでどう表現するかの難しさを感じました。

どの作品も発想が自由で「こんな使い方があるのか」「ここ、どうやってるんだろう?」と学びが多く、驚くほどの完成度でした。

毎日タイルを扱っているのも関わらず、その表現の幅広さと奥深さに圧倒され、「タイルの可能性は無限だ」と感じました。

どの作品もすごすぎて自分のは撮り忘れました。

まとめ

セラスタ2025では、「タイルで未来をつくる」というテーマ通り、タイルの新しい表現や、次世代へつなぐ想いを感じるイベントでした。
職人としてだけではなく、タイルの文化を伝えるひとりとして
学び・感じ・発信していくことの大切さを実感しました。

目次